プレマラヤム 第6回 神聖――人間の目標

この第6回プレマラヤムにおいて、大聖は、人が絶対の信に定まるべきことを強調されます。そして、すべてを放棄して最高位の神聖機能に意識の焦点を定めた人間は、遍満する意識により、宇宙全処を天翔り知ることも可能であることを示されます。大聖は、私達が生涯を懸けて自己訓練をし、最高位の神聖機能を用いるまでに自らを高め、人間としての境涯を超えるよう、私達を励まされます。

質問:”神聖への信を持つこと”とは、何を意味するのですか?

この疑問は、私のマインドには決して生じない。私のマインドの中には、少しも疑いが存在しない。私のハートは、世界がそれによって機能している途方もない振動が存在するのだということを知っている。太陽が地球を動かしているのだという科学者たちもいるが、しかし、彼らは、その太陽がどのようにして存在するに至ったのかを明確に理解してはいない。太陽は、一種の火だ。火は、ひとりでに生じることはできない。誰かが火を作ったのだ。誰が最初の火を作ったのか? その火≠ヘ光≠ナあり、その光≠ヘ霊性≠セ。

遍満する意識
もしあなたが自分は神聖に信を持っていると言うなら、では、一体なぜマインドの中に疑いが生じるのか? 普通の目は神聖を見ることができないが、神聖を見ようと努める。信の意味を理解しない人々もいる。彼らは、それを単に神を見ようと努めること、神に完全な信頼を持とうと努めることを意味するのだと考える。同様に、人間は、他の諸惑星を探索しようと努めて、何百万ドルも費やす。彼らは、ただ座り瞑想しているこの地上にいる一見普通の人間たちが、しかしながら、宇宙のすべての出来事を見ることができる、ということを明確に理解してはいない! その神聖な振動を通して、私は、たった一つの太陽だけでなく、数多くの太陽を見ることができる

電気的な火による変容
科学には限界がある。私たちの内なる知識を通して、私たちは、非常に数多くのことを知ることができる。この地球内側奥深くに、火≠ェ存在する。この火≠アそ、シャクティ、光、エネルギーである。このシャクティが人間を創造した。このエネルギーが創造を行なった。どのようにしてか? まず最初、石が存在し、それから石が水と混ざって、それが土を作り、そして、植物、虫、動物、鳥、そして最後に人間が発現した。人間生命を形作るのに、無数の世代がかかった。神は、人間を最初に創造したのではなかった――最後だ。この人間種族の後、人間よりもさらに高度に進化した種族が存在するだろう。それらの存在たちは、思考するだけで移動するため、自動車を必要としないだろう。

エネルギーは思考に従う
もしあなたが(神聖への)信と帰依心を持っているなら、あなたは、あなたの内側にあるこのような途方もない能力を用いることができ、あなたの内側にある”ロケット”〈シャクティ、エネルギー〉を操縦操作することができる! 私は、私のロケットを正確に向かわせることができる。一瞬のうちに、私はどこにでも行くことができ、”写真を撮り”(マインドに印象付け)、情報を受け取ることができる。これは人類の潜在的な力だ――機械を用いず。いいかね、人間は自分の身体とマインドを間違ったやり方で用いている。人間の思考は間違っている。人間のマインドの中には、あまりにも多くの疑い・疑念が存在する。

神聖包摂をなしとげる信
非常に多くの場合、私に会いに来る人々は神を信じているが、それでも彼らは、神を見たことがないため、小さな疑念を持っている。